デイリーコアラライフ
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2027年度予算案、
在住日本人の暮らしはどう変わる?

10月9日、アンワル首相が過去最大となるRM5,100億規模の2027年度予算案を発表しました。ニュースでは数字が並びますが、ここでは「マレーシアに住む日本人にとって何が変わるのか」に絞って整理します。

2026年10月11日更新 / 予算案(提案段階)の内容です

まず3行で

  1. 駐在員の配偶者が働けるようになる。カテゴリーⅠのEP保有者の配偶者(DPビザ)は、2027年1月から就労が認められる方針です。
  2. 個人所得税が下がる。税率の区分が見直され、個人控除もRM9,000→RM12,000に。マレーシアの税法上の居住者が対象で、現地採用の人に効いてきます。
  3. 最低賃金がRM2,000に。2027年6月から。外食やサービスの値段にはじわじわ影響しそうです。

あなたにはどう関係する?

駐在員のご家族・奥様

いちばん大きいのは「配偶者の就労」。これまでDPビザでは原則働けませんでしたが、カテゴリーⅠのEP(月給RM20,000以上が目安の上位区分)保有者の配偶者は、2027年1月から働ける方向です。日本でのキャリアを止めずに帯同できる人が増えそうです。

細かい条件・申請方法はまだ発表されていません。会社の人事や入国管理局(Jabatan Imigresen)の発表を待ちましょう。

母子留学のご家族

直接の影響は小さめです。学生ビザ・ガーディアンビザの制度変更は今回の発表に含まれていません。所得税の変更も、マレーシアで収入がなければ関係ありません。

関係しそうなのは、最低賃金の引き上げによる外食・送迎・サービス料金の値上がりと、クラン・バレーの通勤者向けの新しい定額パス(MYKOMUTER50)くらいです。

現地採用で働く方

所得税の減税が効いてきます。課税所得RM70,001〜10万の区分が18%、RM100,001〜15万の区分が24%に下がり、個人控除もRM3,000増えます。政府は「最大で年RM1,600ほど手取りが増える」としています。

控除の対象も広がります(産後ケア・授乳用品、AIソフトのサブスク、ペット関連、スポーツシューズなど)。年明けからレシートを取っておくのがおすすめです。

個人所得税、何が変わる?

対象はマレーシアの税法上の「居住者」(目安として、その年にマレーシアに183日以上滞在した人)です。非居住者の一律税率については、今回の発表で変更は伝えられていません。

項目いま2027年課税年度から(案)
課税所得 RM70,001〜100,000 の税率19%18%
課税所得 RM100,001〜150,000 の税率25%24%
個人控除(全員が受けられる基本控除)RM9,000RM12,000
最高税率30%がかかる所得RM200万超RM100万超(高所得者は増税)

税率の変更は財政法案が国会を通ってから確定します。実際の申告は2028年(2027年分)からになる見込みです。

広がる控除(主なもの)

そのほか、暮らしに関係しそうなこと

分野中身いつから
最低賃金月RM1,700→RM2,000(売上RM5,000万未満の中小企業は対象外)。準熟練職・大卒はRM2,500を目安にする新しい枠組みも検討2027年6月
交通定額パスMy50を継続。クラン・バレーの通勤者向けにMYKOMUTER50を新設。ETS・KTMコミューターの新車両42編成2027年
医療保健省の予算はRM477億。契約医9,000人超を正規採用へ。病院・診療所の修繕にRM12億2027年
学校校舎の修繕予算を倍増(RM20億)。マレーシア人児童向けの就学支援金はRM200に2027年
デジタルノマドDE Rantau(ノマド向けパス)で2年の上限に達した人も、さらに2年延長できる方向未定
住宅初めての住宅購入の印紙税免除(RM50万まで)など。マレーシア国籍の人が対象で、外国人は対象外2027年1月〜

コアラライフ編集部より

在住日本人にとっての目玉は、やはり「駐在員の配偶者が働けるようになる」ことと「所得税の減税」です。どちらもこれから細かい条件が発表されます。続報が出たらこの特集を更新していきます。

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参考にした報道・資料

本記事は予算案発表時点の一般的な情報です。税金・ビザなど個別の判断は、専門家や公式窓口にご確認ください。

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